スポーツ健康学部ってどんな学部?スポーツ健康科学部生による紹介
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最近、立命館以外にもD志社などを筆頭に「スポーツ健康科学部」という新しい学部ができ初めていて、知名度も徐々に上がってきていると思うのですが、
「学部はスポーツ健康科学部です。」
と言うと、
「へー、面白そうですね。そこって、どんな勉強するんですか?」
と、どんな学部か把握されないままに面白がってもらえる感じです。
良いんだか悪いんだか。
なので、今回は、スポーツ健康科学部生がスポーツ健康科学部について紹介していこうと思います。
スポーツ健康科学という分野とは。
スポーツ健康科学部を卒業すると、「学士(スポーツ健康科学)」という学位がもらえます。
大学院なら「修士/博士(スポーツ健康科学)」になります。
そんな、「スポーツ健康科学」は、文字通りスポーツと健康を科学する学問なのですが、
実際に何してるの?というところが一般によく疑問を持たれるところだと思います。
結論としては、スポーツ・健康と人間との間の関係性や影響を突き詰める学問だと自分は答えています。
こういう抽象的な答え方をするのはなぜかというと、スポーツと健康ってかなり広いんですよ。
スポーツにも体育的な要素やビジネス的な要素、人間組織学的な要素まで絡んでいて、健康なんて言ったら衛生学、心理学、生理学、極めれば医学とかも関わってくる訳です。
なので、かなり広範囲な分野を広く浅くやっていくのが、この「スポーツ健康科学」です。
スポーツ健康分野ってどんなことを学ぶのか。
じゃあ、具体的にどんな授業を取るのかというと、またこれも幅広い分野の講義があります。
その前に、自分の行っていた立命館大学のスポーツ健康科学部なら、4つの専攻分野があります。
- 健康運動科学
- スポーツ科学
- スポーツ教育学
- スポーツマネジメント
です。
健康運動科学とスポーツ科学は理系の学問で、スポーツ教育学とスポーツマネジメントは文系の学問です。
他の大学のスポーツ健康科学部のカリキュラムはそれほど詳しく知りませんが、立命館大学では、最初にこの4つを満遍なく講義をとります。
なので、理系分野と文系分野の講義を両方とるという、なんともごった返した学習ができるのがスポーツ健康科学部という学部な訳です。
具体的にどんな講義があるの?
それでは、実際にどんな講義がスポーツ健康科学部にはあるのか。
もちろん、全部の講義をあげるとキリがないので主な講義の分野をあげると、
スポーツ健康科学、運動処方論、生涯スポーツ論、衛生学、運動生理学、解剖学、健康施策論 etc...
体育学、保健学、コーチング論、スポーツ指導論、スポーツ心理学、リーダーシップ論、スポーツ組織学 etc...
スポーツ経営学、スポーツマネジメント論、スポーツメーケティング論 etc...
とかになります。
それ以外にも、グローバル化のために英語、理系分野を理解するための基礎的な数学、物理学もあります。
とりあえず、伝えたいのは広い分野の講義を広く浅くやるということです。
卒業後どんな仕事をするの?
こんな幅広い分野の講義を受講する訳ですが、じゃあ最終的にどんなところに就職するのか?っていうのも、今から入学しようっていう人の疑問だと思います。
結論的にいうと、多くの人は一般の企業とかに就職します。スポーツ・健康関係の仕事につける人は数%しかいません。
というのも、現状スポーツや健康の分野に需要が少ないんです。
それも、こう言った分野は少数精鋭でやっているので、社会で豊富な経験を積んできた人を即戦力としてとりたいんです。現状は。
けど、今後スポーツは東京オリンピックを機に分岐点を迎えるので、それに向けてスポーツを盛り上げていこうという流れがいくつかあったりして、変わっていく業界ではあるので、
今後、スポーツ・健康分野の人材に需要が出てくる可能性はあると思います。
なので、トレーナーとかの専門職じゃないけどスポーツ分野で活躍したい人には悪くないのではないかと思います。
ただ、自分の強みを課外でつけないと需要の低さを前に埋もれると思います。
この話は、卒業して思うことでも詳しく話していこうと思います。
まとめ
スポーツ健康科学部は、スポーツと健康の分野を広く浅く学んでいく学部で本当に様々ん講義があります。
その後、スポーツ界で働きたい人にはオススメな学部ではありますが、現状スポーツ界は需要がかなり低いので、スポーツ・健康関連の仕事につける人はごくわずかというのが現状です。
ですが、今後という東京五輪を機にスポーツ・健康分野は良くか悪くか変わっていくので、その中でスポーツを良く転がしていくのはスポーツ・分野分野を広くカバーできる人材だと思います。