Football道

オランダでフィジオを学ぶ学生の、見て、感じて、思ったこと。

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オランダのフィジオ学生の、見て、知って、感じて、思ったこと。

マグロな人生とオクトパスな人生。

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オープニングトーク:アンダー・マイニング効果

皆さんどうもこんちゃっす。

 

ブログのPVを気にすると、検索される内容しか書かないようになってしまう。

ブログってのは、ブログを読む人に広告を見てもらって、あわよくばクリックしてもらって広告料が入るビジネスな訳です。

 

これでもGoogleさんからお小遣い程度にもらっているので、

人間、お小遣いを貰うと、どうしても外的報酬による外的動機付けによる行動になってしまう。

外的動機付けでは、外的報酬がなくなるとやる気がでなくなる。仮にそれが自分のしたいことであってもである。

これをアンダー・マイニング効果という。

 

そう何を隠そう、このブログの運営に関しては絶賛・アンダー・マイニング中なのである。

 

けどよく考えたら、このブログは自分の経験談を書きたいように書くために持っているブログな訳で、

 

俺が書きたいこと書いたらあかんのか?おん???

検索されるブログだけで正しいんか?おおおんんんん??????

 

と、誰にぶつけたらいいのか分からない感情が湧き上がってきたので、

今日は書きたいことを書く。

今後も、気が乗ったら気が乗ったことを書く。

 

それでいいんですか。いいんです。

 

 

もうオランダに来て1年4ヶ月

はい。

早速長ったらしいオープニングトークにお付き合い頂きありがとうございました。

 

ところでですが、

今日を持ちまして、オランダに来て1年4ヶ月が経ちました

1年4ヶ月と言えば、16ヶ月。つまり、454日。

どう切り崩しても切れのいい数字にはなりませんが、まーそれなりにオランダにいたってことです。

 

まー1年4ヶ月もいればいくらオランダ語が片言だとは言っても、殆ど生活に苦を感じることはない。

いや、正確には苦なんだけど苦と感じなくなったが正解です。

 

こっち来てから貧乏が加速して月の食費が8000円から5000円にまで削減。

きっと、かの蓮舫もびっくりの節約っぷりであるが、これでも苦に感じない。

 

日本に帰った時に、居酒屋の3000円の会計を目の前に正気で保っていられるのかが今の最大の心配事である。

 

月5000円レベルになってくると、食事のバリエーションという発想はかけらも残らない。

毎日、野菜はジャガイモと人参と+αでその週のセール野菜を食べている。

炭水化物に関しては、1kg100円のスリナム米ですら高く感じてきて、

小麦粉に砂糖を加えて水に溶かした、特製ボンビーパンケーキを毎日食している。

このように日々、重量(腹もち)vs値段のコスト&パフォーマンスを練りに練った先にたどり着いたのが食費月5000円である。

 

ちなみに、特製ボンビーパンケーキは、なんと1食5円である。

それに加えて腹持ちがいい。

加えて、米よりも2倍ぐらい多くタンパク質を含んでいる。

これはボンビー留学生にとっては世紀の発明であり、ノーベル貧乏学賞ができたら第一号間違いなしである。

 

ただ、問題は筋肉が減って減って仕方ないということ。

タンパク質はどうしても高い。

毎日、激安の豚肉ソーセージを食しているが、

これでも高いので、体調に支障をきたさない最低限のタンパク質量に抑えることが節約の最大の戦いです。

 

しかし、肉や魚が取れないと言うことはビタミンDも確実に不足する。

その結果、タンパク質不足×ビタミンD不足の相乗効果で、運動をすればするほど筋肉が分解され筋力が減る。

5kgくらいは体重が落ちているが、恐らくほとんどが筋肉によって賄われている。

 

栄養摂取の重要性を体(筋肉5kg)を持って学ぶいい機会だった。

(※あまりにも筋力低下やばいので、さすがにプロテインを買いました。なんだかんだ、タンパク質量あたりの値段はプロテインが一番安い。あと、ビタミンD補給のために卵も買いはじめました。)

 

 

貧乏が不幸とは限らんではないか。

さあ、久々の書きたいこのブログも話の流れ的に終わりに近づいている訳ですが、

 

こんな長々と、特製ボンビーパンケーキやらなんやら話しときながらいうのも何ですが、

今回のブログは何も僕の貧乏自慢をしたい訳ではありません。

 

先ほども言ったように、僕はこの貧乏生活に苦を感じていない訳です。

 

そりゃお腹は空くし、食材の配分を間違えて週末に食材が殆ど残っていないときは泣きたくなりますが、

この生活に苦は感じていないんです。

 

日本人の一人暮らしの平均食費は月3万円らしいです。

けど、月3万円の食費が幸せだと感じている人はあまりいないでしょう。

恐らく、自分と同じく苦はない程度だと思います。

 

つまり、人の幸せはその人の定規の目盛り次第なんだと思うんですよね。

 

自分の定規で測る5000円と、一般人の定規で測る3万円は、

だいたい同じぐらいだと思うんですよね。

 

少し話を発展させると、貧しい国の人が不幸なのか。というのにもなると思います。

先進国からすると、5000円しか食費に使えないとかかわいそう。と思うと思うんです。

実際に、自分もそう思ってましたし。

けど、たぶん幸福度で言ったら大差ないんだと思うんですよね。

 

そこに先進国が介入して食費3万円まで発展させてしまうと、

同じ幸福度を得るのに食費3万円もかかってしまう訳です。

こないだまでに5000円でよかったのに。

 

 

マグロやサメは泳ぎ続けないと死んでしまう。

「マグロや大型のサメは泳ぎ続けないと死んでしまう。」

というのをご存知でしょうか。

 

魚は大型になると、生命維持に必要な酸素が多くなりすぎて、泳ぎ続けてエラに水の流れを受け続けないと酸欠で死んでしまうそうです。

 

これを聞いて、思ってしまった訳です。

 

人間と同じじゃねーか。

と。

人間って発展してしまったがために、進み続けないといけないんじゃないのか。

と。

 

ウルグアイのムスカ大統領の国連でのスピーチをここでどうぞ。


世界でいちばん貧しいムヒカ大統領によるリオ会議(Rio+20)スピーチ

 

人生、進み続けるぜ!というマグロな人生も良ければ、

人生、のんびりいこーぜ。というオクトパスな人生もいいと思います。

 

ちなみに、僕は赤身派です。

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