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オランダでフィジオを学ぶ学生の、見て、感じて、思ったこと。

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オランダのフィジオ学生の、見て、知って、感じて、思ったこと。

中・高・大を内部進学して思ったこと

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この度、私は関西の某立命館大学を卒業しました。

 

自分は中・高・大を立命館の内部進学で進んだ、世にも珍しい、こともない「スーパー内部」なのですが、
※ちなみに、小・中・高・大の内部進学生は「ウルトラ内部」という。

つまりは、中学受験以来、受験戦争を経験せずに大学を卒業してしまったのである。

 

受験は、日本人にとって良くも悪くも人生の大きな分岐点だと思うのですが、
その分岐点を通らずにここまで、平凡な人生を送れてしまった訳です。

 

こういった人生を人は「ぬるま湯に浸かった人生」と呼ぶのだが、
ぬるま湯に浸かり続けたことで思うこともいくつかある。

という訳で、10年間ぬるま湯に浸かったスーパー内部生が、この学生生活を振り返って思うことを書いていこうと思います。

 

 

 

ぬるま湯は心地よいけど、面白みはない

中学も最終学年の3年まで進んで、普通なら進路について悩むことだと思います。

ですが、自分のような内部生は進路について悩むことは1ミリもありません。

 

確かに、高校には普通のコース以外に理科特化のコースや受験コースもあるので、どのコースにするかっていう選択肢はあるのですが、まー、そんな三択じゃ悩みません。

これはめっちゃ楽で良いんです。

 

実際に高校に進学するまでは、

「他の中学生、今勉強してるらしーぜ。最高やな内部進学、うぇーい。」

みたいなこと、言ってるんですが、高校生になったらふと思うんです。

「人生ってこんなにも平凡でつまらんものなの?」

と。

 

受験は辛い反面、その反動で合格した時の喜びとか、高校の新生活に期待と不安の混じった感じとか、良くも悪くも受験を通じて刺激があると思うんです。

ですが、苦労もなく進学し、また同じメンツで3年間過ごすとなると、あんまりにも刺激がないのでて、

「また、同じ3年間を繰り返すのか。」
と、中学生活をリピートする感じになります。


刺激のない高校3年間を経て大学の進路選択

そんなこんなで高校3年間は、部活を自分なりに真剣にやり、友達とそれなりに遊びまして、大学の進学先を選びます。

 

流石に、大学となると学部選びに若干悩むんですが、

自分的に今振り返って思うに、内部だからできた学部選びだったと思います。

 

受験すると、進路選びにある程度自分の偏差値とか他人の期待とかが絡んでくると思うんですよね。

もちろん、偏差値的に受からないっていうのも然り、

逆に自分の偏差値より遥かに低い所に行くのも世間体的にあんまり出来ないのではないのかなと思うんです。

 

自分は、情報理工学部とスポーツ健康科学部の二択で悩んでのスポ健を選んだんですけど、
自分の親(主に父)は割と古堅い感じのパターンなので、情理学部に行けるのにスポ健を選ぶのはタブーだったと思うし、そうでなくても、世間体の良い理系学部を蹴る選択はしなかったと思います。

 

なんですが、内部進学なら、内部生内での競争はあるにしても受験の比じゃないので、でほぼどの学部にも進学出来て、

けど、実際自分の学力がどれぐらいかも分からないので偏差値と世間体の縛りもなく

偏差値とか無視して、自分が将来何がしたいのか。をナチュラルに考えられたのは、内部で良かったなって思います。


結果、内部生が行き着いた先はオランダ

まーそんなこんなでスーパー内部生も大学4年になり、卒業する訳ですが、

来年からどこにいるのかというと、

 

オランダにいます。

 

世間的には、大学出たら社会に出て働くか、大学院に行ってよりステップアップするところだと思うので、まー、これはかなり異端な進路です。

ですが、内部生ライフ10年を経て、変わり映えのない人生は、自分は無理だと思ったので、こうなりました。

 

内部生の中にも、将来が決まった安パイな人生が性に合ってたって人も結構いて、そういう人は中学から人生大成功してるなって思いますし、その選択を否定するわけではありません。

むしろ、そいういう人は間違いなく人生今後も上手いこといくと思います。

 

ですが自分は、先10年間が見える安パイな人生はもう十分だったと思ったんですね。

安定より不安定を来年どうなってるか分からない人生をなんだかんだでやり過ごして行く方が自分には合ってると思うので、やりたいようにやっていこうと思いまっした。


結論、内部生のメリット、デメリット

色々グタグタと話しましたが、結論的に自分が内部生で良かったなって思うことは、

人生を自分の軸で考えられたこと

だと思います。

 

受験があると、自分のしたいこと+受験で行けるところっていう2軸で考えないと行けないので、

「ここは行きたいけど、受験相当頑張らないと行けないからどやさー」

みたいなこともあると思うんです。

 

ですが内部は受験がなので、その分自分が選べる選択肢が明確で、

ある選択肢の中から自分に合ったものはなんなのかをナチュラルに考えられたと思います。

 

一方、デメリットは学生生活あまりにも平凡ってことです。

自分の意見としては、学生生活は波瀾万丈の方が経験値が多くて絶対いいと思います。大抵のことがあっても、まだ人生それでは終わらないのが学生の特権なので。

 

その点、内部は自分で主体的にチャレンジしていかないと、なかなかに安パイで得るもののない学生生活になります。

 

たしかに、最低限その時にやるべきことを安パイにこなしていくことは内部生は得意としています。

ですが、人生長いもんで、安パイに荒波に突っ込まないように心がけても、どっかでそんな荒波に突っ込んでしまうものです。

 

それがもし、どうしようもない荒波だった時、そこでもがいて乗り越えるすべは我ら内部生はきっと持ち合わせていない、と思います。(※個人差はあります。)

 

そういう意味での人間性の厚みは内部生にはないかなと思います。

 

と。こんな感じです。

 

誰に向けて書いたのかわかりませんが、内部に関係するかもしれない人に参考になればいいと思います。

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