オランダのフィジオセラピストってどんな学校で取れるの?
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皆さんどうも。
これまでの記事は、留学生に向けたとある留学奨学金の紹介記事を中心に、検索に引っかかりやすそうな情報を盛り込んだ内容を書いてきた訳なんですが、
もうそろそろ、SEOさんに媚び売って記事書くのは止めよう。
と思う今日この頃です。
やっぱり、元々は自分がオランダ留学しようか考えてた時に、
「情報がねぇ。これは未知数すぎる。。。」
ってなったのが、きっかけで、せっかくオランダ行くならその留学記を残そう。と思ってブログを始めたわけなんです。
なんですけど、ブログ書き始めるとなんだかんだ言っても読まれたい欲は生まれる訳ですよ。
という感じでこれまでやって来た中で、ブログのビュー数が若干ある程度まで来ましたが、ついにこう思う日が来ました。
俺はいつまでSEOさんに媚び売って記事書いてるんだろう。
と。
という訳で、今後はオランダ体験記的な持論トークをして行く機会を増やしていこうと思います!
そんな第一回の今回は、オランダのフィジオ資格ってどこで取れるん?って話をしていきます。
個人的になんでオランダ行ったのかって話は以下より。↓
まず、フィジオの学校ってどんなもんなん?
オランダ限らず、ヨーロッパ全体的にはフィジオセラピストという日本でいう理学療法士(PT)の資格がスポーツトレーナーといえる守備範囲を担う資格になるんですが、
そのフィジオセラピストの資格はどの学校で取れんねん。って話からです。
オランダのフィジオセラピストはHoger Beroeps Onderwijs(HBO)という教育課程で資格が取れます。
これについては、まずオランダの教育システムから若干紹介しないといけません。面倒ですが。
オランダの教育システムは自他共に認めるややこしさを誇っています。
下の図のような感じなのですが、
(Wikipediaより引用)
物心ついた頃から、まず最初に1番下の緑のBasisonderwijsをbasisschool(小学校)で受けます。
これが6年間で、日本の小学校と全く一緒です。
その後はVoortgezet Onderwijsという教育をMiddelbareschool(中学・高校)で受けます。
これが日本の中学と高校をくっつけた感じの学校なんですが、ここからがオランダ教育のややこしいところです。
この中等教育には「VMBO」と「HAVO」と「VWO」があります。つまり、小学校卒業のタイミングで人生の選択を強いられる訳です。シビアです。
その後基本的には、
VMBOはMBO(図の赤部分:職業専門学校)に、
HAVOはHBO(図の緑の左:高等職業専門学校)に、
VWOはWO(図の緑の右2つ:大学)に、
進学します。
そして、フィジオはHoger Beroep Onderwijs、略してHBOの教育課程で取得できる資格です。
また、このHBOの学校をHogeschoolと言います。
英語に直訳するとHigh schoolなんですが、卒業するとBachelorが貰えます。なので高校ではないので注意していください。
つまり、まとめますと、
フィジオはHBOという職業専門学校で取れる資格で、教育レベルは学部レベル(Bachelor)です。
フィジオの学校は合計で12個
タイトルの通りなんですが、フィジオセラピーを学べるHogeschoolは12個あります。
それが以下の通りです。
- Hogeschool van Amsterdam
- NCOI / Pro Education
- Avans Hogeschool
- Fontys Hogescholen
- Saxion
- Hanzehogeschool Groningen
- Zuyd Hogeschool
- Hogeschool Leiden
- THIM Hogeschool voor Fysiotherapie
- Hogeschool van Arnhem en Nijmegen
- Hogeschool Rotterdam
- Hogeschool Utrecht
どの学校が良いのかはなんとも言えません。
日本のように偏差値で入れる学校が決まるとかいうシステムはなく、私学も公立も学費が大して変わらないので、偏差値とか学費とかで選ぶのはできないですね。
正直、他の学校は未知数なのでどれが良いとは何とも言えません。
知っている情報は、
- これまで、(自分が知る限りは)日本人でフィジオセラピストになった人は皆さんTHIMに行っている。
- Hogeschool UtrechtはFC Utrechtのインターン(前まではTHIMでも行けたのに行けなくなった。)があるらしい
ぐらいです。
まぁ、制度とかすぐに変わる国なので本当に何とも言えません。参考までにどうぞ。
修士課程のフィジオセラピーとは?
フィジオセラピストという資格自体はHBOの教育で取得できるという話でしたが、フィジオセラピーにはその上に修士の教育課程があります。
それを「マスター・フィジオセラピー」と言います。まんまです。笑
これは、修士でもフィジオセラピストの資格が取れる教育プログラムというのではなく、フィジオセラピストの資格を既に持っている人を対象にした上位教育課程です。
そして、ここではフィジオセラピストの中でもより専門分野に強みをもったフィジオの教育が目指されていて、いろんな種類のマスターフィジオセラピーがあります。
例えば、Utrecht Hogeschoolのマスターフィジオセラピーの教育課程にはこんなものがあります。
- Geriatriefysiotherapie(高齢者フィジオセラピー)
- Kinderfysiotherapie(小児フィジオセラピー)
- Orthopedische manuele therapie(マニュアルセラピー)
- Sportfysiotherapie(スポーツフィジオセラピー)
他のところに行けば他にも種類があるかもしれませんが、イメージはこんな感じで専門分野を極めたフィジオセラピストを目指した教育がされます。
これフルタイムの教育はあまりなく、だいたい週末に月4回の授業を3年間のプログラムという感じになります。
ただ、今のところ自分は知りませんが、フルタイムでやってる学校もあるかもしれません。
まとめ
という感じが、オランダのフィジオセラピーの教育がどんなものなのかという話でした。
もっと細かい話で、学費がどれぐらいか、とかは年によって割と変わるので紹介するのは控えておきます。
というのも、自分が大学2年の時は90万ぐらいだった学費が3年後の今では130万まで膨れ上がったんですよ。
やってられんですよ。
なので、今回は概要な部分を中心に話をして行きました。
はい。以上です!